掛谷 誠

概要

名前
  • 掛谷 誠 | Makoto Kakeya
職名
  • 名誉教授
キーワード
  • 生態人類学、焼畑農耕民の生態と社会、農村開発、平準化機構、内発的発展、アフリカ的発展、エクステンシブ、内的フロンティア、アフリカ的集約化、タンザニア、ザンビア

研究概要

アフリカの焼畑農耕民社会を対象とし,自然・社会・文化の相互関係と動態を生態人類学の立場から解明してきた。それらの理解を基礎としつつ,農耕社会の生態史的展開過程,およびアフリカにおける内発的発展の可能性を探る。

経歴

1945年生まれ
1968年 京都大学理学部卒業
1973年 京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学
1974年 福井大学助教授
1979年 筑波大学助教授
1987年 弘前大学教授
1990年 京都大学教授
2008年 京都大学名誉教授 

業績欄

著書

  • 掛谷 誠(著)2018『探究と実践の往還(掛谷誠著作集3)』京都大学学術出版会、400頁。
  • 掛谷 誠(著)2018『呪医と精霊の世界(掛谷誠著作集2)』京都大学学術出版会、606頁。
  • 掛谷 誠(著)2017『人と自然の生態学(掛谷誠著作集1)』京都大学学術出版会、560頁。
  • 掛谷 誠・伊谷樹一(編著)2011『アフリカ地域研究と農村開発』京都大学学術出版会、526頁。
  • 掛谷 誠(編著)2002『アフリカ農耕民の世界』京都大学学術出版会、200頁。
  • Kakeya M. et al. (eds) 1998 Integrated Agro-ecological Research of the Miombo Woodlands in Tanzania , JICA.
  • 田中二郎・掛谷誠・市川光雄・太田至(共編著)1996『続・自然社会の人類学』アカデミア出版会、441頁。
  • 掛谷 誠(編著)1994『講座 地球に生きる2 環境の社会化』302頁。

論文

  • Kakeya M., Y. Sugiyama and S. Oyama 2006 The Citemene System, Social Leveling Mechanism, and Agrarian Changes in the Bemba Villages of Northern Zambia: An Overview of "Fixed-Point" Research. African Study Monographs 27 (1): 27-38.
  • Mattee A.Z., M. Araki, D.F. Rutatora, M. Kakeya, S. Kobayashi and U. Tanaka 2004 Introduction of the ‘SUA Method’: Concept and Approach to Sustainable Rural Development. Rutatora D.F.,A.J.P. Tarimo, A.Z. Mattee and E.J. Mtengeti (eds.) Perspectives and Approaches for Sustainable Rural Development in Africa. Sokoine University of Agriculture and JICA.
  • 掛谷 誠 2002「アフリカ農耕民研究と生態人類学」掛谷誠編『アフリカ農耕民の世界』京都大学学術出版会、pp.ix-xxvii。
  • 掛谷 誠 2001「アフリカ地域研究と国際協力-在来農業と地域発展-」『アジア・アフリカ地域研究』No.1: 68-80。
  • 掛谷 誠 1999「内的フロンティアとしての内陸アフリカ」高谷好一編『地域間研究の試み(上)』京都大学学術出版会、pp.399-415。
  • 掛谷 誠 1999「東南アジアをどう捉えるか(5)-アフリカ世界から」坪内良博編『総合的地域研究を求めて』京都大学学術出版会、pp.399-415。
  • 掛谷 誠 1998「焼畑農耕民の生き方」高村泰雄・重田眞義編『アフリカ農業の諸問題』京都大学学術出版会、pp.59-86。
  • 掛谷 誠 1997「アフリカ地域研究の今後」『学術月報』50(12): 24-26。
  • 掛谷 誠 1996「焼畑農耕社会の現在-ベンバの村の10年」田中・掛谷・市川・太田編『続・自然社会の人類学-変貌するアフリカ』アカデミア出版会、pp.243-269。
  • 掛谷 誠 1996「フロンティア世界としてのアフリカ-地域間比較に向けての覚え書き」『総合的地域研究』12:10-13。
  • 掛谷 誠 1995「アフリカ疎開林帯における焼畑農耕社会の持続と変容」『学術月報』48(9): 25-30。
  • 掛谷 誠 1995「変貌するアフリカ伝統社会と癒しの構造」『地域開発』Vol.374:28-32。
  • Kakeya M. 1994 "Social Linkage of Ecology and Religion in Ecological Anthropological Studies." In, Irimoto T. and T. Yamada (eds), Circumpolar Religion and Ecology, University of Tokyo Press, pp.247-249.
  • 掛谷 誠 1994「変貌する民族社会と地域研究」『総合的地域研究』6: 8-10。
  • 掛谷 誠 1994「焼畑農耕と平準化機構」大塚柳太郎編『講座 地球に生きる3 資源への文化適応』雄山閣出版、pp.121-145。
  • 掛谷 誠 1994「環境の社会化の諸相」掛谷誠編『講座 地球に生きる2 環境の社会化』雄山閣出版、pp.3-15。
  • 掛谷 誠 1994「自然と社会をつなぐ呪薬」掛谷誠編『講座 地球に生きる2 環境の社会化』雄山閣出版、pp.171-194。
  • 掛谷 誠 1994「アフリカ」矢野暢編『講座 現代の地域研究二 世界単位論』弘文堂、pp.261-279。
  • 掛谷 誠 1993「ミオンボ林の農耕民-その生態と社会編成」赤阪・日野・宮本編『アフリカ研究-人・ことば・文化』世界思想社、pp.13-30。
  • 掛谷 誠 1993「ベンバ族」綾部恒雄(監修)『世界の民、光と影(下)』明石書店、pp.113-121。