2022年8月、原田英典准教授が世界保健機関(WHO)/国連児童基金(UNICEF)の運営する「水と衛生に関する共同モニタリング・プログラム(JMP)」の諮問委員に選出されました。 同プログラムは、国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)17目標のうち、第6目標(SDG6)「水と衛生」を管轄し、飲料水、サニテーション(トイレとし尿の処分)および衛生行動…
Being the humanitarian catastrophe that considered to be one of the world’s most neglected crises, the Chad basin refugee and IDPs situation has been egregiously overlooked while a…
コートジボワールでは2000年代以降、多数の児童文学作品とくに絵本が出版されてきた。なかでも目につくのは、和解や共生を語る作品である。1990年代以降この国は政情不安、国民の分断、暴力や内戦を体験した。作家たちはそうしたなか、赦すこと、ともに生き、穏やかな日常を慈しむ気持こそが戦争を防ぐと子どもに語りかけてきたのである。本発表では、それらの主題が絵本やジュニ…
約40年前、北大の若手教授2名がザンビアを訪れ、彼らの帰国報告をもとに同国の獣医師育成教育設立支援を開始することが決断されました。本学が関連したザンビア大学への支援・交流は、JICA技協に始まり、科研費、教育支援GP、J-grid/AMED、SATREPSなど、途切れることなく継続されています。その間、地域の獣医学・感染症研究におけるザンビア大学卒業生のプレ…
社会福祉制度が実働せず、労働市場における競争が激烈な、タンザニア連合共和国の最大都市ダルエスサラーム。ここには肢体不自由やアルビニズム等の身体条件をもち、かつ身寄りなく地方から出てきた人々も存在する。彼らはなぜ都市にやってきて、どのように生きているのか。「障害」概念と植民地主義との関係にも目配りしつつ、フィールドワークに基づく生活誌を軸に、アフリカ都市におけ…
1993年、日本政府は、ポスト冷戦期の新たな外交戦略を模索する中で、当時国際社会の関心が低下した「アフリカ開発」を敢えて取り上げ、アフリカ開発会議(TICAD)を開催しました。この試みは幅広い支持を得てTICADは定期的に開催され、今年8回目の開催を迎えるに至りました。コロナ感染拡大とロシアのウクライナ侵攻により、新たな国際秩序の到来が予感される中で、TIC…
土地不足が進行する人口稠密地域の山地農村におけるチガの人びとの農業や土地利用、土地の所有と売買、そして両親から子供への相続の形態を明らかにする。
カメルーン共和国における出稼ぎ漁民に関する民族学的研究および出稼ぎ漁民と地元コミュニティとの協働による水産資源管理の構築に関する研究。漁業という生業および出稼ぎ漁を生計戦略の1つに組み込みつつ、それをなりわいとする人々の特性を論じるために、ムズグンの漁民集団を対象とし、彼らの置かれた自然・社会経済的な環境との関係に着目しつつ、漁師のもつ気性について明らかにす…
世界の熱帯雨林では過剰な狩猟による野生動物の減少が「ブッシュミート危機」として問題になっており、生物多様性と地域住民の生活を脅かしています。住民自身による地域主体型の野生動物モニタリングの実施が有効な解決策のひとつとされますが、効果的なモニタリング法の確立のためには、狩猟動物の資源量(狩猟資源バイオマス)を正確かつ簡便に推測できる指標をみつける必要がありま…
京都大学アフリカ地域研究資料センターでは、学術雑誌ASM(African Study Monographs)の編集にかかわる補佐業務全般をおこなう事務補佐員(時間雇用職員)を募集いたします。 職種:事務補佐員(時間雇用職員) 勤務場所:京都大学アフリカ地域研究資料センターASM編集室(所在地:京都市左京区吉田下阿達町46) 勤務内容:学術雑誌ASM(Afri…