生態的にも経済的にも重要な役割を有する野生果実を活かして、動物相を含む森林の保全と住民の生活向上がどのように両立可能かを考えます。
野生果実などの森林産物は「木を伐らずに森を利用する」ことで、森林保全とそこに暮らす人々の生活向上を両立できると期待されています。講座ではブッシュマンゴーをとおして、森の生産地から国際市場に至るまでの流通の実態を解き明かします。
カメルーン熱帯雨林における焼畑に焦点をあてて、文化的ランドスケープとしての熱帯雨林という視点から森と人の相互関係を紐解き、持続的資源利用や生物多様性保全のあり方について考えます。
2021年度全学経費の支援を受けて、「京都大学アフリカ研究出版助成」を実施します。この助成は、本学のさまざまな部局において実施されているアフリカ研究の成果を出版するためのもので、 アフリカに関する全学の研究資源の結集と研究の活性化、アフリカに対する積極的な姿勢 の学内外への周知をめざしています。
ケニア北部に広がる乾燥地域では、牧畜民の人々が数千年に渡って家畜を飼養しながら暮らしてきた。これらの社会は通常、近代国家の政治権力の及ぶ圏域の外部、またはその周縁領域と見なされている。しかし、実際にはイギリスによる植民地化以降、政府はこの地域の唯一の資源とも言える家畜に様々なかたちで介入し、その飼養者である牧畜民の生も方向づけてきた。本発表では植民地期から現…
エチオピアでのSATREPSプロジェクト『特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル』の2019年度の成果の一部を報告。
高田明教授の書籍が出版されています。 https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-030-49439-1 resents an important contribution to existing scholarship given the relatively few recent studies in the…
本書は、地域住民と野生動物の共存を目指し、地域的絶滅を回避する目的がある。都市における野生動物保全を取り巻く要因が重層化したために、複雑になっているナイロビの都市における野生動物の保全・管理、人々の関係とそれらを取り巻く環境の変化を通して、野生動物保全について検証した。
アフリカの小さな農村地帯がどうやって世界中で販売されるかごバッグの産地になったのか。開発援助や国際市場の影響、新たにもたらされるさまざまな要素の「取り込み」の過程を含め、産地の発展経緯をフィールドワークから解き明かす。
マダガスカルで安全にフィールドワークを実施するための手引きとして、調査許可、入国、感染症、通信、事件、事故など、様々な情報を盛り込みました。