第259回アフリカ地域研究会(2023年6月15日開催)
神のために「働く」ムスリムの民族誌:セネガルにおけるバイファルの組織活動と宗教解釈について
内容
西アフリカ・セネガル共和国は国民の9割以上をムスリム(イスラーム教徒)が占める。その中に、バイファルというイスラームの重要な宗教行為である礼拝も断食もせず、ドレッドヘアーに似た髪型やパッチワークの衣装といった奇抜な身なりをする特異なムスリムがいる。バイファルはムリッド教団というイスラーム神秘主義教団の内部に存在する宗教運動であり、同教団の内部には師のために「働く」ことを重視するという教義が存在する。一般にイメージされるムスリムとは大きく異なった特徴をいくつも持っているバイファルについて、多くの研究者はその特異性を取り上げるばかりで、イスラーム的な内部の論理を明らかにする研究はほとんどなされてこなかったと言える。本発表では、バイファルの宗教生活や組織活動の実態を詳細に見ていくことで、彼らの教義と実践について考察していく。
講師
池邉 智基(東京大学大学院総合文化研究科/日本学術振興会・特別研究員PD)日時・場所
2023年6月15日(木)
15時00分~17時00分
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室 + Zoomオンライン
対象
どなたでもご参加いただけます。
お申し込み
以下の専用フォームに必要事項をご記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/xh1euDkNDyapSGpZ6
申込み締切り日時:2023年6月8日(木)12時(正午)
⇒事務の都合上、通常より締め切り日が早まっておりますのでご注意ください。
※お申し込みされた方全員に、6月8日(木)15時頃にZoomの招待URLをお伝えします。
※会場にて対面で参加される場合は、お申し込みなしでも当日ご参加いただけます。
https://forms.gle/xh1euDkNDyapSGpZ6
申込み締切り日時:2023年6月8日(木)12時(正午)
⇒事務の都合上、通常より締め切り日が早まっておりますのでご注意ください。
※お申し込みされた方全員に、6月8日(木)15時頃にZoomの招待URLをお伝えします。
※会場にて対面で参加される場合は、お申し込みなしでも当日ご参加いただけます。
主催
京都大学アフリカ地域研究資料センター
共催
日本アフリカ学会関西支部
お問い合わせ先
京都大学アフリカ地域研究資料センターTel:075-753-7803
caaskyoto@gmail.com
ご注意・備考
会場併設の駐車場では、一般の方の駐車スペースを設けておりません。ご来場の際には、公共の交通機関をご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。
第259回は、令和4年度「京都大学人と社会の未来研究院」出版助成・記念講演として開催されます。