2023年度 公開講座 第5回「水・衛生と健康:ザンビア・ルサカの事例から」(2024年2月3日)
内容
水の利用と汚水の始末(水・衛生)は、生きるうえで必要なことである。こうした私的な側面を持つ水・衛生は、一方では地域社会における公共的な側面も持ち、人びとと水・衛生との関わりは多様である。本発表は、サハラ以南アフリカの水・衛生の現状を概観しつつ、水・衛生と人びととの関わりを考えたい。ザンビア・ルサカ市周縁地域の衛生環境についての調査結果を紹介しつつ、下痢リスクに注目した住民参加型アプローチに基づく水・衛生の試みを事例として、地域の人びとが主体となった水・衛生について考察する。
講師
原田 英典京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授
日時・場所
2024年2月3日(土)
15時00分〜17時00分
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
対象
どなたでもご参加いただけます。
参加費
無料
お申し込み
お名前(ふりがな)、Eメールアドレス/電話番号などの連絡先、受講希望講座を記して、下記のいずれかへお送りください。各講座の5日前までにお申込み下さい。
「京都大学アフリカ地域研究資料センター 公開講座係」
①E-mail : manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)
②郵便:〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46
「京都大学アフリカ地域研究資料センター 公開講座係」
①E-mail : manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)
②郵便:〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46
出演者プロフィール
専門は環境衛生工学。フィールドワークによるアジア・アフリカの水・衛生および水環境の研究に従事。現在の主な研究テーマは、都市貧困地域における参加型下痢リスク管理、し尿腐敗槽からの温室効果ガス発生抑制、物質循環解析と流域管理、資源循環型ドライトイレの開発と実践など。SDGs目標6の公式監視メカニズムでもあるWHO/UNICEF JMPおよびUN-Water GLAASの諮問委員。
後援・協力
この公開講座は、科研費基盤(S)「アフリカ狩猟採集民・農牧民のコンタクトゾーンにおける子育ての生態学的未来構築」(2022-2026年度)の成果の一部です。
お問い合わせ先
京都大学アフリカ地域研究資料センターTel:075-753-7803
manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)
ご注意・備考
会場へのアクセス
・京阪「神宮丸太町駅」5番出口から北へ徒歩5分。
・JR/近鉄「京都駅」から市バス(205/17/4系統)で「荒神口」下車。東へ徒歩5分。
・その他、阪急「河原町駅」や地下鉄烏丸線「丸太町駅」からもバスが出ています。
会場併設の駐車場では、一般の方の駐車スペースを設けておりません。ご来場の際には、公共の交通機関をご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。
京都大学アフリカ地域研究資料センター公開講座 シリーズ「関わる・育む・健康」
今回のシリーズでは、「関わる・育む・健康」をメインテーマとして、5回連続で公開講座を行います。アフリカにおけるさまざまな人や組織との関わり、それを通じて、子どもや新参者が社会の一員となれるように育んでいくこと、さらにはそのなかで目指されている諸個人や社会の健康について、5人の少壮のアフリカニストが自らの研究に基づいて論じます。