2023年度 公開講座 第2回「環境の変化の中で死と向き合う:南部アフリカ ブッシュマン(セントラル・カラハリ・サン)の事例から」(2023年11月11日)

イベント概要

講師
  • 杉山 由里子
    京都大学アフリカ地域研究資料センター・特任研究員
日時・場所
  • 2023年11月11日(土)
  • 15時00分〜17時00分
  • 京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
お問い合わせ先
  • 京都大学アフリカ地域研究資料センター

    Tel:075-753-7803
  • manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)

内容

大切な人の死―これは私たち誰しもが少なからず経験することである。しかし、誰しもが心に抱えているその喪失は、日常の中で意識するような題材ではなく、個人的に向き合っていくべきものという諦めが、死を前にした私たちをますます孤立させてきた。ボツワナに生きる狩猟採集民ブッシュマン(セントラル・カラハリ・サン)は、ふとした瞬間に溢れては消える喪失の感情を、繋ぎ合わせ共感し合う。そのような死との向き合い方が、社会変容と共にどのように変化してきたかを考察していく。

講師

杉山 由里子
京都大学アフリカ地域研究資料センター・特任研究員

日時・場所

2023年11月11日(土)
15時00分〜17時00分
京都大学稲盛財団記念館3階中会議室

対象

どなたでもご参加いただけます。

参加費

無料

お申し込み

お名前(ふりがな)、Eメールアドレス/電話番号などの連絡先、受講希望講座を記して、下記のいずれかへお送りください。各講座の5日前までにお申込み下さい。
「京都大学アフリカ地域研究資料センター 公開講座係」
①E-mail : manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)
②郵便:〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46

出演者プロフィール

地域研究、文化人類学を専攻。ボツワナの人びとに魅せられ、ボツワナ大学大学院アフリカ言語文学学科に入学卒業までしてしまう。2015年よりほとんど毎年ボツワナに渡航しており、親に心配をかけ続けている。そのようにして執筆した論文のひとつが「弔いのディスタンス:ブガクウェ・ブッシュマンの死との向き合い方の変遷」(『文化人類学』87号2、2022年)。

後援・協力

この公開講座は、科研費基盤(S)「アフリカ狩猟採集民・農牧民のコンタクトゾーンにおける子育ての生態学的未来構築」(2022-2026年度)の成果の一部です。

お問い合わせ先

京都大学アフリカ地域研究資料センター

Tel:075-753-7803
manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)

ご注意・備考

会場へのアクセス
・京阪「神宮丸太町駅」5番出口から北へ徒歩5分。
・JR/近鉄「京都駅」から市バス(205/17/4系統)で「荒神口」下車。東へ徒歩5分。
・その他、阪急「河原町駅」や地下鉄烏丸線「丸太町駅」からもバスが出ています。

会場併設の駐車場では、一般の方の駐車スペースを設けておりません。ご来場の際には、公共の交通機関をご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。

京都大学アフリカ地域研究資料センター公開講座 シリーズ「関わる・育む・健康」

今回のシリーズでは、「関わる・育む・健康」をメインテーマとして、5回連続で公開講座を行います。アフリカにおけるさまざまな人や組織との関わり、それを通じて、子どもや新参者が社会の一員となれるように育んでいくこと、さらにはそのなかで目指されている諸個人や社会の健康について、5人の少壮のアフリカニストが自らの研究に基づいて論じます。