2022年度 公開講座 第4回「生物と人間の境界に立つ―二つの多様性のバランスを求めて」(2023年1月21日)
内容
アフリカ熱帯林の生物多様性を維持する生態学的礎石種でありながら絶滅危惧種となっているマルミミゾウの生存と、その象牙を長い歴史の中で使ってきた人間による文化遺産は共存し得るのか?また先住民族の依拠してきたその熱帯森林とそこで培ってきた彼らの伝統知や生業は、人間の高度科学文明化の波が引き起こしてきた大規模な森林開発と共存できるのか?地球環境をも左右する熱帯林生態系の危機に対して、その森林環境音と先住民族の伝統的芸能にも焦点を当てつつ、今われわれ人間がなし得ることを問います。
講師
西原 智明星槎大学共生科学部・教授/WCS(Wildlife Conservation Society)自然環境保全・研究員
日時・場所
2023年1月21日(土)
15時00分〜17時00分
オンライン(Zoom)/京都大学稲盛財団記念館3階 大会議室
対象
会場での受講定員は30名(希望者多数の場合は抽選)
参加費
1,000円
お申し込み
「お名前(ふりがな)、ご住所、Eメールアドレスなどの連絡先、受講希望講座」を記して、下記のいずれかへお送り下さい。会場での受講を希望される場合は、その旨をお書き添えください。無記入の場合は、オンライン受講希望として扱わせていただきます。
出演者プロフィール
コンゴ共和国、ガボンなどアフリカ熱帯林地域にて、野生動物の調査研究や国立公園管理・森林保全の実務に、先住民族と共に30年間従事。現在、星槎大学共生科学部教授、野生生物保全協会(Wildlife Conservation Society)自然環境保全研究員。京都大学出身、理学博士。人類の進化、地球環境および文化多様性保全、先住民族、エシカル社会などを問う。著書『コンゴ共和国〜マルミミゾウとホタルの行き交う森から(増補改訂版)』(現代書館2020年)等。
お問い合わせ先
京都大学アフリカ地域研究資料センターTel:075-753-7803
manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)
ご注意・備考
会場併設の駐車場では、一般の方の駐車スペースを設けておりません。ご来場の際には、公共の交通機関をご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。