センター長のあいさつ
京都大学アフリカ地域研究資料センター(通称、アフリカセンター)の前身であるアフリカ地域研究センターは、アフリカ地域の 自然・社会・文化について総合的な研究を推進する目的で1986年4月に設立されました。その後、同センターが1996年に大学院人間・環境学研究科アフリカ地域研究専攻に組織換えされたのにともない、現在のアフリカ地域研究資料センターが設置されました。アフリカセンターでは、フィールドワークに基づく独創的な研究を推進するとともに、学際的な研究拠点として研究成果の発信と社会への還元、国際協力、学術的なネットワークづくり、国際交流などの活動に従事してきました。
アフリカセンターの業務には、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)アフリカ地域研究専攻の全教員が兼務し、他研究科のアフリカ研究者がそれをサポートしています。ASAFASに在籍する大学院生は、センターが実施しているさまざまな実践活動の情報に触れる機会が多く、ときには間接的に関わりながら研究成果がアフリカの実践でどのように活用されているのか、また実践的な活動で得られた情報が学界で取り上げられて実態の理解がどのように深められていくのかを間近でみることができます。
この半世紀のあいだにアフリカは大きく変貌し、とくにこの10年の経済成長は都市の姿を一変させました。しかしこの急速な「発展」の裏側で多くの深刻な課題が噴出しているのも事実です。世界の動きを読みながら、揺れ動くアフリカの実情とその背景をしっかりと把握して将来に向けた総合的な指針を提示することはアフリカセンターの重大な責務であると考えています。
京都大学アフリカ地域研究資料センター
センター長 伊谷 樹一
