図書

海と路地のリズム、女たち:モザンビーク島の切れては繋がる近所づきあい

海と路地のリズム、女たち:モザンビーク島の切れては繋がる近所づきあい

海の波や天候は生計を左右する。かつて栄えた都市は現在では廃れて産業を失い漁村となった。稠密に建てられた家々のあいだに路地が張り巡らされ、住居では複数の家族が共に住む。モザンビーク島の女性たちの近所づきあいは、こうした繋がりのなかから生まれる。一方で彼女たちは、いくつもの仕方でみずからを切り離し、人づきあいのバランスを調整する。あけすけなゴシップを言い合う、家…

歴史が生みだす紛争、紛争が生みだす歴史:現代アフリカにおける暴力と和解

歴史が生みだす紛争、紛争が生みだす歴史:現代アフリカにおける暴力と和解

山崎暢子特任研究員、川口博子特任研究員、ASAFAS卒業生の近藤有希子さんが分担執筆した書籍が刊行されました。 歴史が生みだす紛争、紛争が生みだす歴史―現代アフリカにおける暴力と和解

アンチ・ドムス:熱帯雨林のマルチスピーシーズ歴史生態学(生態人類学は挑む MONOGRAPH 10)

アンチ・ドムス:熱帯雨林のマルチスピーシーズ歴史生態学(生態人類学は挑む MONOGRAPH 10)

私たちは飼い慣らし、飼い慣らされて生きている——そのドムスから逃れよ!と、彼らは誘いかける。人間と動植物が集住する空間・ドムス(domus)から逃れつづける狩猟採集民。一つの食物に依存せず、一つの生業に固執せず、多種多様な生物たちとかかわりあいながら、森と〈共生成〉しつづける。その〈生き方〉が文化と自然の境界を融かしていく。コンゴ盆地・カメルーンの森でバカ・…

沖縄のもあい大研究:模合をめぐるお金、助け合い、親睦の人類学

沖縄のもあい大研究:模合をめぐるお金、助け合い、親睦の人類学

模合(もあい)、面白すぎる! 庶民を支えるユイマール(相互扶助)か、それともただの飲み会か?! 文化人類学者がフィールドワークで出会った驚きの模合の数々。 沖縄社会をぐるぐるまわしてきた模合の過去、現在、未来をさぐるユニークな沖縄現代史。模合から見た沖縄とは。 ※もあい(模合)は「頼母子講・無尽講」と呼ばれ日本全国にあった慣習でした。沖縄では、現代も生活に根…

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