京都大学「アフリカセンター」について
京都大学アフリカ地域研究資料センター(通称アフリカセンター)は、アフリカの自然・社会・文化に対する深い理解を基盤とし、アフリカ諸地域が抱える諸問題の解決に導く地域研究を目指しています。文理融合による地域研究により、アフリカにおける食料安全保障や内発的発展、エネルギーの問題、拡大する経済格差や民族、宗教間の対立、熱帯林の保全や砂漠化の防止、都市衛生の改善といった環境問題など、さまざまな問題に取り組んでいます。
本センターの前身である京都大学アフリカ地域研究センターは、1986年4月我が国ではじめて国立大学に設置されたアフリカ地域を対象とする研究機関として発足しました。その後、1996年に同センターが大学院人間・環境学研究科アフリカ地域研究専攻として組織化されたのにともない、アフリカ地域研究資料センターが設置され、これまでの活動を継承することになりました。
センターの4つの柱
アフリカセンターの主な活動は、アフリカ地域を対象とする学術研究の拠点として、(1)学際的な研究活動の推進、(2)学術交流協定にもとづく研究交流および国際協力、(3)研究情報の発信とネットワークづくり(4)プロジェクト研究会および地域研究会、公開講座の開催などによる研究成果の還元と社会貢献などを進めています。
本センターは、このような活動を通して、京都大学のフィールドワークの伝統を生かした特色あるアフリカ研究を進める研究組織として、アフリカに関する研究の推進と、研究成果の集積と発信に努めるとともに、国内および国際的な研究拠点としての役割を果たしています。