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京都大学大学院アジア・
アフリカ地域研究研究科
京都大学
京都大学
Tembea
Tembea (Staff Only)
スペーサー

太田 至 教授 Itaru Ohta


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アフリカの乾燥地域にひろがる牧畜社会を対象として、家畜の社会行動とそれに対応する放牧管理の技術、家畜の体色や角などの分類や個体識別をめぐる認識体系、家畜の病気の認識と対処、そして家畜の所有・贈与・交換のしくみなどを、人類学の立場から調査してきました。現在は、経済や政治のグローバル化という状況のもとで、人びとが激動する社会環境をどのように把握し、どんなふうに対処しているのか、あるいは、強制的な移住(内戦や民族紛争、あるいは開発計画の実施にともなう移住など)にともなって、いかなる軋轢や争いがおこり、そして人びとはどのように共存の道を模索しているのかも、現在のわたしの重要な研究テーマです。

専門分野 / 研究課題 / キーワード

アフリカ地域研究、人類学 / アフリカ牧畜社会の動態に関する研究およびアフリカにおける紛争と平和構築に関する研究 / ローカル・プラクティス、在来性、開発、リスク・マネージメント、紛争、平和構築、共存

経歴

長野県生まれ
1972年 長野県立長野高等学校卒業
1976年 京都大学理学部卒業
1978年 京都大学大学院理学研究科修士課程修了
1984年 京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学
1986年 京都大学理学博士
1984年 京都大学理学部・研修員
1986年 京都大学アフリカ地域研究センター・助手
1989年 京都大学アフリカ地域研究センター・助教授
1996年 京都大学大学院人間・環境学研究科・助教授
1998年 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・助教授
2004年 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・教授(現職)
2008年4月-2010年3月 京都大学アフリカ地域研究資料センター長

所属学会

ohta 日本文化人類学会
日本アフリカ学会
日本ナイル・エチオピア学会
生態人類学会

著書・編著書・訳書
  • 太田至(総編集)、2016『紛争をおさめる文化―不完全性とブリコラージュの実践―』(松田素二・平野(野元)美佐[共編])京都大学学術出版会、406ページ
  • 太田至(総編集)、2016『武力紛争を越える―せめぎ合う制度と戦略のなかで―』(遠藤貢[編])京都大学学術出版会、360ページ
  • 太田至(総編集)、2016『開発と共生のはざまで―国家と市場の変動を生きる―』(高橋基樹・大山修一[共編])京都大学学術出版会、430ページ
  • 太田至(総編集)、2016『争わないための生業実践―生態資源と人びとの関わり―』(重田眞義・伊谷樹一[共編])京都大学学術出版会、360ページ
  • 太田至(総編集)、2016『自然は誰のものか―住民参加型保全の逆説を乗り越える―』(山越言・目黒紀夫・佐藤哲[共編])京都大学学術出版会、300ページ
  • 太田至(編)、2015『アフリカ紛争・共生データアーカイブ 第2巻』京都大学アフリカ地域研究資料センター、111ページ
  • 太田至(編)、2014『アフリカ紛争・共生データアーカイブ 第1巻』京都大学アフリカ地域研究資料センター、121ページ
  • Ohta, I., S. Oyama, T. Sagawa, and S. Ichino (eds.) 2014. Conflict Resolution and Coexistence: Realizing African Potentials, African Study Monographs, Supplementary Issue, No. 50. Kyoto: Kyoto University, 205pp.
  • Ohta, I., S. Oyama, T. Sagawa, and Y. Ito (eds.) 2013. African Potentials 2013. Proceedings of International Symposium on Conflict Resolution and Coexistence, October 5-6, 2013, Kyoto: Kyoto University., xxiii+201pp.
  • Ohta, I. and Y. D. Gebre (eds.) 2005. Displacement Risks in Africa: Refugees, Resettlers and Their Host Population. Kyoto: Kyoto University Press. 394pp.
  • 田中二郎・佐藤俊・菅原和孝・太田至(共編)2004『遊動民(ノマッド)―アフリカに生きる―』昭和堂 、711ページ
  • 田中二郎、掛谷誠、市川光雄、太田至(共編)1996 『続・自然社会の人類学―変貌するアフリカ』アカデミア出版会、441ページ
  • 太田至 1993(翻訳)『豚と精霊』コリン・ターンブル著、どうぶつ社
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論文等
  • 2016「「アフリカ潜在力」の探究―紛争解決と共生の実現にむけて―」松田素二・平野(野元)美佐[共編]『紛争をおさめる文化―不完全性とブリコラージュの実践―』京都大学学術出版会、pp. i-xxii.
  • 2016「アフリカのローカルな会合における「語る力」「聞く力」「交渉する力」―コンゴのパラヴァー・ボラナのクラン集会・トゥルカナの婚資交渉―」松田素二・平野(野元)美佐[共編]『紛争をおさめる文化―不完全性とブリコラージュの実践―』京都大学学術出版会、pp. 129-163.
  • 2016. “Liberal Peace” Debates and African Potentials for Materializing Coexistence. African Potentials 2016: International Symposium on Conflict Resolution and Coexistence, January 23 - 24, 2016, Kyoto, Kyoto University.
  • 2013. Simultaneous Yet Contradictory Relationships between the Turkana and Refugees in Kakuma Area, Northwestern Kenya. Paper presented at the 56th annual meeting of African Studies Association, November 21-24, Baltimore, USA.
  • 2012「難民と地元住民のあいだの多元的で錯綜した関係:カクマ難民キャンプと地元民トゥルカナ」松田素二・津田みわ(編)『ケニアを知るための55章』pp. 232-236、明石書店
  • 2012「家畜とともに生きることを学ぶ-牧童L君の一日」松田素二・津田みわ(編)『ケニアを知るための55章』pp. 254-256、明石書店
  • 2012「東日本大震災とフクシマ、そしてアフリカ地域研究:アルトゥーロ・エスコバルのポリティカル・エコロジー論」島田周平教授退職記念事業実行委員会(編)『多様性・流動性・不確実性』京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、pp.78-82.
  • 2011. Individual Amity and Collective Enmity: Social Relationships between the Turkana and Refugees in Kakuma Area, Northwestern Kenya. A paper presented at the 110th Annual Meeting of the American Anthropological Association, November 16-20, 2011, Montreal, Canada.
  • 2011. African Potentials, Customary Knowledge and Institutions, and Persistent Face-to-face Interactions. A paper presented at the international symposium on “Conflict Resolution and Coexistence through Reassessment and Utilization of ‘African Potentials’,” December 3-4, 2011, Nairobi, Kenya.
  • 2010「東アフリカ牧畜民の生活と文化」『新版アフリカを知る事典』平凡社、pp.9-12
  • 2007 Marriage and bridewealth negotiations among the Turkana in northwestern Kenya. African Study Monographs, Supplementary Issue, No. 37: 3-26.
  • 2007 English-Turkana texts of a case of bridewealth negotiations in northwestern Kenya. African Study Monographs, Supplementary Issue, No. 37: 29-152.
  • 2007 Bridewealth negotiations among the Turkana in northwestern Kenya. (DVD documentary work) African Study Monographs, Supplementary Issue, No. 37: DVD Attachment.
  • 2005 Coexisting with cultural 'others': social relationships between the Turkana and the reugees at Kakuma, Northwest Kenya. In (K. Ikeya and E. Fratkin, eds.) Pastoralists and Their Neighbors in Asia and Africa, pp. 227-239. Senri Ethnological Studies, No. 69. Osaka, National Museum of Ethnology. ohta5
  • 2005 Multiple socio-economic relationships improvised between the Turkana and refugees in Kakuma area, northwestern Kenya. In (I. Ohta and Y. D. Gebre, eds.) Displacement Risks in Africa, pp. 315-337. Kyoto: Kyoto University Press.
  • 2004「トゥルカナ社会における婚資の交渉」田中二郎・佐藤俊・菅原和孝・太田至(共編)『遊動民(ノマッド)-アフリカに生きる』昭和堂、pp.363-392
  • 2004「牧畜社会研究のおもしろさ」田中二郎・佐藤俊・菅原和孝・太田至(共編)『遊動民(ノマッド)-アフリカに生きる』昭和堂、pp.271-288
  • 2002「家畜と貨幣:牧畜民トゥルカナ社会における家畜の交換」佐藤俊(編)『遊牧民の世界』京都大学学術出版会、pp.223-266.
  • 2002「家畜の個体性と商品化:東アフリカの牧畜民は資本主義者か」『アジア・アフリカ地域研究』No.2: 306-317.
  • 2001 Motivations, negotiations, and animal individuality: Livestock exchange of the Turkana in northwestern Kenya. Nilo-Ethiopian Studies, No. 7: 45-61.
  • 2001「『われわれ』意識の乖離と重なり-ナミビアにおけるヒンバとヘレロの民族間関係」和田正平(編)『現代アフリカの民族関係』明石書店、pp164-187.
  • 2000 Drought and Mureti's grave: The 'we/us' boundaries between Kaokolanders and the people of Okakarara area in the early 1980's. In (M. Bollig and J. Gewald, eds) People, Cattle and Land: Transformations of a Pastoral Society in Southwestern Africa. Rudiger Koppe Verlag, Cologne, pp. 299-317. ohta6
  • 1998「アフリカの牧畜民社会における開発援助と社会変容」高村泰雄・重田眞義(共編)『アフリカ農業の諸問題』京都大学学術出版会、pp.287-318
  • 1996「規則と折衝-トゥルカナにおける家畜の所有をめぐって-」田中二郎他(共編)『続・自然社会の人類学』アカデミア出版会、pp.175-213.
  • 1996「ナミビア北西部のカオコランドに住むヘレロとヒンバのエスニック・バウンダリーの動態」『アフリカ研究』48:115-131.
  • 1995「家畜の群れ管理における『自然』と『文化』の接点」福井勝義(編)『地球に生きる:自然と人間の共生』雄山閣、pp.193-223
  • 1991 Aflora catalog of useful plants of Tropical Africa, Part 1: Forest Areas. African Study Monographs, Supplementary Issue, No.16: 1-195 (with H. Terashima and M. Ichikawa)
  • 1991「トゥルカナの家畜をめぐる病気観」田中二郎・掛谷誠(編)『ヒトの自然誌』pp.295-321、平凡社
  • 1989 A classified vocabulary of the Turkana in northwestern Kenya. African Study Monographs, Supplementary Issue 10:1-104.
  • 1989「フィールドワークについて思うこと-経験・表現・方法-」『季刊人類学』20(3):78-91
  • 1988「人間と生業対象のかかわり方の意味」『季刊人類学』19(2):17ー25
  • 1987 Livestock individual identification among the Turkana: The animal classification and naming in the pastoral livestock management. African Study Monographs 8(1):1-69. ohta4
  • 1987「人-動物間の相互交渉としての家畜管理--隠岐西ノ島における家畜飼養の事例から」福井勝義・谷泰編『牧畜文化の原像-生態・社会・歴史-』pp. 283-330、日本放送出版協会、東京
  • 1987「トゥルカナ族の家畜分類とそれにともなうハズバンドリーの諸相」和田正平編『アフリカ-民族学的研究-』pp. 731-769、同朋舎、京都
  • 1987「牧畜民による家畜群の構造的把握法-北ケニアのトゥルカナ族の事例より-」和田正平編『アフリカ-民族学的研究-』pp. 771-786、同朋舎、京都
  • 1987「家畜の個体名はいかに付与されるか-北ケニアの牧畜民トゥルカナ族の事例より-」和田正平編『アフリカ-民族学的研究-』pp. 787-816、同朋舎、京都
  • 1987「家畜の「個体性」の認知、およびその意味についての試論」和田正平編『アフリカ-民族学的研究-』pp. 817-827、同朋舎、京都
  • 1986「トゥルカナ族の互酬性-ベッギング(物乞い)の場面の分析から-」伊谷純一郎・田中二郎編、『自然社会の人類学-アフリカに生きる-』pp. 181-215、アカデミア出版会、京都 
  • 1984 Symptoms are classified into diagnostic categories: Turkana's view of livestock diseases. African Study Monographs, Supplementary Issue 3:71-93
  • 1982「牧畜民による家畜放牧の成立機構--トゥルカナ族のヤギ放牧の事例より」『季刊人類学』13(4): 18-56
  • 1982 Man-animal interaction complex in goat herding of the pastoral Turkana. African Study Monographs, Supplementary Issue 1:13-41
  • 1980「トゥルカナ族の家畜所有集団と遊動集団」『アフリカ研究』19:63-81
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主な研究プロジェクト

科学研究費補助金(基盤研究S)「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生 の実現に関する総合的地域研究」(平成23年度-平成27年度)

科学研究費補助金(基盤研究A)「アフリカ牧畜社会におけるローカル・プラクティスの復権/活用による開発研究の新地平」(平成19年度-平成22年度)


連絡先

ohta[at]jambo.africa.kyoto-u.ac.jp ( [at]を@に変えてください)

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